<登場人物>
ロキ
デザイナーを目指す未来からきた女の子。人々にドキドキを届ける一人前のクリエイターになるためにスキルアップの真っ最中。
ボロちゃん
ひょんなことからロキにデザインを教えることになった渋谷に生息するドブねずみクリエイター。ペディグリーチャムが大好物♡
自分でバナー広告を作ったんだけど、、なんか響かないのよね。。。
なるほど。ちょっと見てみようか。
今回のロキの悩みは「自作のバナー広告がパッとしない」ことのようです。広告制作では「伝えたいこと」を効果的に構成する「情報設計」は欠かせません。今回は「数字を使って視線を引き寄せる」デザインを紹介します。
- 目次
- 数字を加える
- 数字と単位のサイズを変える
- 数字に色の強弱をつける
- 数字に図形を加える
- まとめ
数字を加える
ロキが作ったバナーを見せてもらいました。
うんうん。いいんじゃないかな。お客様から他になにか掲載内容のリクエストなかった?
ちょっと待ってね..あー「2週間で-8kg」ってメモしてある。。。
それだよ。
必要な要素を逃さず入れよう
キャッチコピーの「えっ!?」も目を引きますが、「2週間で-8kg」を同じ部分にレイアウトしてみます。「2週間」よりも「-8kg」の方が主な伝達内容なので目立って見えるように配置しました。具体的な数字を示すことで「えっ!?」よりも強調できました。
POINT
数字は具体的にわかりやすくイメージを伝えることができる
数字と単位のサイズを変える
-8kgのように「数字+単位」の場合、単位を小さく表示すると数字が際立ち目を引く表現になります。
数字に色の強弱をつける
4種類の異なる「効果」で色をつけました。「数字+色」でさらに表現を強調できます。
数字に図形を加える
3種類の異なる図形を加えました。「数字+図形」でさらに表現を強調できます。シンプルな正円・正方形や色違いで効果が変わりますし、右に傾いた図形が「減量」を意図させることもできます。
図形を変えることでもまったく印象が変わります。
2週間で-8kg のほかに
セール95%OFF
乳酸菌10兆個
などでも同様の考え方で制作できます。また、
達成率92.5%
のように表示することも具体的な内容が伝わり効果アップにつながります。
数字を強調したバナー広告はよく見かけます。
まとめ
表現のしかたは無限に存在します。広告制作においては「お客様が伝えたいこと」を基準に効果的な表現を考察しながら制作を進めます。今回の数字を「強調」する表現は「デザイン4原則」に通じます。
- 広告に数字の要素を加えると効果が上がる
- 「数字+単位」の場合単位を小さくすると数字が際立つ
- 「数字+色」で表現を強調できる
- 「数字+図形」で表現を強調できる